病気の子どもを預かる「病児保育」をテーマにしたシンポジウムが17日、新潟市中央区で開かれました。少子化や共働き世帯が増える中、病児保育の役割について利用者や保育・行政関係者ら7人が意見交換しました。

 同市で開かれている「全国病児保育研究大会」の一環。シンポジウムには約250人が参加しました。小学生の子どもを一人で育てる女性大学教員は、育児と仕事の両立に病児保育が助けとなる一方、使い勝手などで課題もあると指摘。「朝早くから預かってもらえず困った経験がある」と話しました。新潟県内の保育園長は、保育園と病児保育が情報共有できる仕組みの必要性を指摘。
 病児保育には子育て支援の場として期待されていることや、関係機関による連携の重要性も語られました。県少子化対策課の課長は「病児保育の充実には、周辺のネットワークとの連携が必要。子どもが病気の時に仕事を休める環境整備も進めたい」と語りました。

 コーディネーターを務めた新潟医療福祉大の丸田秋男副学長は「病児保育の専門家が子どもの代弁者として地域ネットワークを形成し、誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくりを推進することが大切だ」と総括しました。